Yさんからの相談

 

親が変わることを頑張っているつもりの母親です。

娘は小5で一人っ子です。五月雨登校から現在完全不登校になっています。

 

本を読んだり、克服した方のブログを読んだりして独学で頑張っていますが、自分の至らなさを攻められているような気持ちになり、しんどくなってきてしまいました。それは多分、私のやっていることが間違いだらけだと思うのです。

なのでアドバイスがいただきたくて、メールさせて頂きました。

 

学校を休んだ日は習い事に行ってはいけないのでしょうか?

また、誘いに来てくれた友達と遊んではいけないのでしょうか?

 

本や皆さんのブログを読むと、病気なのだから布団の中にいろという風にとれるのですが・・・。

 

娘はずる休みをしている訳ではなく、学校に「行けない」んです。

なのに、それでも駄目なんですかね?とっても悩んでいます。

 

病院の先生は友達との関係から学校へ行くようになるかもしれないから良いと思いますとおっしゃるので遊ばせていますが・・

でも、実際この事で、クラスの子から「ずる休みだ」と言われ、完全不登校状態になったという流れがあるので・・

 

お昼ご飯の時間は、我が家は夫や両親が一緒に食べるので、色々とおかずを出すのですが、それでも娘1人だけおかゆににするんですか?

 

支援を受ければ、訪問のお兄さんお姉さんが一緒に遊んだり勉強したりしていらっしゃいますよね?

独学でやるにはどうしたらいいのでしょうか?

 

なんでここまで徹底的にやらなくてはいけないのかと正直しんどいです。

アドバイスお願いします。

 

フルーツさんのコメント

書かれていることを実行しようと頑張っている中で、「なぜこうしなければいけないのか?」と疑問に感じる点も出てきているのですね。

 

学校に行けない子が家で過ごす時間には、いろいろな場面がありますね。

食事のように親が用意するもの等は親が常識に従って行動する、習い事や友達との遊び等子ども自身が行動するものは親は常識を頭に入れた上で子どもをコントロールしようとはしない、そのように考えてみたら整理しやすくなるでしょうか?

 

 

 

 

 

 

【習い事と友達との遊び】

親は、学校へ行っていない子が習い事に行ったり友達と遊んだりすることは本来はおかしなことだ、としっかり認識したうえで、自分でする分には仕方がない、という考え方をします。

 

ですから親のほうから、「せめて習い事だけでも行ってくれたら」とか、「せっかく友達が誘いに来てくれたのだから」などという思いで子どもを動かそうとすることは良くないですね。

 

【お昼ごはん】

学校へ通っている子や復学後継続登校をしている子が、風邪や腹痛あるいは気持ちの問題も影響していそうな体調不良のために学校を欠席した場合は、学校を休むほど具合が悪いんだったら布団で寝てしっかり治しなさい、食事もおかゆくらいしか食べれないはずだ、という対応をします。

 

不登校中の場合は、みんなはこの時間学校生活を送っているんだ、ということを親はしっかり頭に入れておいた上で、子どもが自分で考えて行動できるような接し方をしていきます。

 

平日の昼食については、他の子はクラスでみんなと給食を食べているんだということを考えて、照らし合わせてみてください。

 

給食は子ども達の健康と成長のために栄養バランス等を考えられたメニューが出てきます。一人ひとりの子どもの好みを聞いたりはしていませんね。

 

ご主人やご両親が一緒ならば、その方達に合わせたメニューを考えて作ればよいと思います。

 

この時に、子どもの好みに合わせたものばかりが並ばないようにはしたほうがいいでしょう。

 

 

ティカさんのコメント

 

うちの息子も五月雨から完全不登校になりました。

五月雨になったきっかけというのは、それぞれです。では、なぜそこから完全不登校になったのでしょうか?まずはそこに立ち帰って考えてみる必要があると思います。

 

当時、小学校2年の息子が、体調不良で学校をお休みしました。今、思うと精神的なものだったと思います。体調が悪いのだからと、特別にお菓子を買ってきてあげたり、優しい言葉をかけたり・・・もしかしたら学校で嫌なことがあって些細なことで休んでいたかもしれない息子が、そのように優しい扱いをうけたらどうでしょう。また嫌なことがあったら家に避難したくなるでしょう。

 

何回か体調不良を訴え、そのたびにお休みしているうちに家が避難場所になってしまったようです。1回休めば2回目は休みやすくなります。そのうち休むことに躊躇しなくなります。結果、休んでも平気な子になってしまいました。

 

【友達との遊び】

Yさんのお子さんはお休みした時にお友達と遊び、それを「ずる休み」だと言われ完全不登校になってしまったとのこと。

 

お友達と遊ぶことが悪いわけではありません。学校へ行けば嫌な友達ともなんとか折り合いつけていかなければなりませんが、好きなお友達とだけ誰にも邪魔されずに遊ぶことができるのなら、そちらを選んでしまうでしょうね。

 

家にいるほうが楽なのであれば、子どもは学校に向かう気持ちが薄れます。たとえ「本当は学校へ行きたい」と思っていたとしても、気持ちに勢いがつかないでしょう。

 

「家にいてもおもしろい事がない」「学校に行ったほうがいい」娘さんがそう思えてこそ家から抜け出せます。そこに気持ちが向けられるためにはどうしたらいいかを考え、ひとつひとつの対応を見直せば答えが出てくると思います。

 

【お昼ごはん】

「休んだらお粥」というのは学校行っている子が体調不良でお休みした時の対応です。毎日、家にいる子どもがお粥では身体が持ちませんね。

 

ブログでは継続登校の段階にある子どもがお休みした時の対応として書かれていると思います。復学後に不安が出てお休みしてしまった場合に「体調が悪いのだからお粥ね」とそう対応することで、「休んだらお粥しか食べられない。学校の給食の方がおいしい」と気持ちを学校に向けてほしいのです。

 

五月雨状態であっても、その対応をとることにより、完全不登校という道を選ぶことなく学校に行き続けることができるかもしれませんね。

 

復学すれば今度は継続登校を支えることになります。

復学後も「学校に行ったほうがいい」という気持ちを持ち続けることが大切になってきます。今、頑張っていることは、復学のためだけではなく、親子関係を改善し、家族皆が幸せになることでもあります。

そうなることをイメージし、どうか頑張ってください。

 

 

キララさんのコメント

 

親が変われば子は変わるってよく言われてますが、この「親が変わる」って具体的にどういうことなんでしょうね。

 

ガミガミ言うのをやめてみた、これも親が変わるのひとつです。

無理やり連れて行こうとしてたけど、やめてみた、これもそうですね。

これらは変わることの第一歩かもしれません。

Yさんがしんどくなってきたのは、本当はもっと子どもにあれこれ言いたいのに、我慢しなければいけないと思うからですか?

確かにあれもこれもやってはいけないと言われたら、じゃあ親はどう接したらいいのかわからなくなります。

変わるってどういうことだろう。

 

今までの対応を変えてみる、親が行動を変えてみる、考え方を変えてみる。

例えば、朝起きてこない子にイライラするとしますよね、でも起きる起きないは子どもの問題と頭を切り替え親は朝の母親としての仕事に没頭してみる。

 

言いたいことを言えないのはしんどいですか?

早く起きて、さっさと食べて、と言ったほうが楽ですか?

 

でも、そう言ったところで子どもは起きてさっさと食べて支度をして出かけますか?そんなロボットみたいな子いませんよね。

起きないから引っ張ってでも起こす、支度が遅いから何度も口を出す、結果自分で何も出来ない子になる悪循環が生まれます。

 

きっと、頭ではわかるのですよね。でも、出来ない、間違いだらけとご自分でわかってるだけいいと思いますよ。

 

変わることは忍耐力がいりますからね、それが辛いのかもしれません。

でも、親がそうやって成長することでその後は本当に楽になります。

 

子育てって楽しいし、だんだん親から離れていく子どもの逞しさに感動すらします。私も自分の人生を楽しめるようになりました。

 

【習い事と友達との遊び】

不登校中に習い事に行っていいか悪いかですが、どちらがいいかはその家庭によって違うと思います。

学校に行ってないのだから習い事に行くのはおかしい、行っては行けません。

学校に行ってなくても、習い事まで休む必要はないよ。行きたいなら行っていいよ。

 

どちらも違いますね。

つまり、行く行かないあるいは友達と遊ぶ遊ばないどっちがいいかが問題ではなく、大事なのは親の対応の仕方です。いずれも親が先走って問題解決するのでなく、子どもからの発信を待つ姿勢が大事かと思います

 

習い事に関しては、学校に行かないのに行くのは確かに問題がもしれませんが、休み続けることで他の子に迷惑がかかる場合もあるでしょうし、また子どもの性格によっては社会とまったくつながりがなくなることで不安に陥ることもあるでしょうから一概には言えないです。

 

ただ、行く場合でもどこか後ろめたさがあるような子なら大丈夫かと思います。

親も、時間になったら、ほら時間よ、急いでなんて言わないことです。

 

友達のことも、親が主導権を握ることではないですね。このような悩みは子どもが悩むことで親が横取りしてはいけません。

 

>友達との関係から学校へ行くようになるかもしれないから

そういう期待は持たないほうがいいと思います。そのようにならないとガッカリですしね。

 

誘いにきてくれるお友達がいることはありがたいことですね。

友達には感謝したいです。

 

【お昼ごはん】

昼食の件は、家族が揃う家庭の場合、一人だけ別のメニューではそれも特別扱いになりますから同じでいいと思います。ただあまり手の込んだものでなく他の家族にもそれは理解していただきたいですね。

 

親が変わることをひとつひとつやっていくと、子どもは本当に変わってきます。

それを経験すると、しんどいと感じることもなくなっていくと思うのです。

 

一言言いたい言葉をぐっと我慢したら、子どもが自分で経験し自分で考えることが出来た、という経験を何回もしていくうちに、お母さんが頑張ったからご褒美だよって言ってもらってるようで嬉しかったです。