ティカ家のプロフィール

【家族構成】(復学時の学年)

☆夫

☆私

★長男(小6)

☆実母(認知症・介護3)

 

【ブログ】

一歩ずつ前へ」 

*不登校になるまで、復学支援の内容など順を追って書いています。

 

小学5年生9月

五月雨から完全不登校。

約2年前から中学受験勉強をしていた。息子も意欲を見せ、始めた受験勉強ではあるが、塾の課題が増えるにつれ、マイペースの息子に危機感を覚え、激しく叱責するようになる。

 

追い付け、追い越せと息子を精神的にかなり追い詰める。

通塾の疲れ、親からの叱責を受けた翌日に頭痛で休むことが多くなる。

 

ある日、家出をきっかけに暴言・暴力が始まる。息子は完全に崩壊。

連日のように夜になると些細なことがきっかけで暴れる。「殺す」「死ぬ」の修羅場が毎回、1時間から2時間続く。親を奴隷のように扱う。

 

親はもう何も言えない状態になり、腫れものに触るように息子に接する。

息子は家ですべてフリーの生活。ゲームし放題。テレビ観放題。昼夜逆転。王様化。

 

小学5年生9月~12月

息子をフリーにすることにより、息子は落ち着きをみせるが、不登校が安定する。

親友ひとりだけ家に入れるが、他の友達、先生はシャットアウト。家に入れていた友達もそのうち来なくなる。

 

土日に車の遠出のみ外出できる。

カーテンを閉め切り、テレビのボリュームを下げて引き籠る。

 

教育委員会のカウンセラーと月2回のカウンセリングが始まる。(12月まで)

親とカウンセラーが話をするだけで3カ月経過する。今後の進展に期待がもてなくなる。

 

「親が変わって子どもが変わる」の考えに共感し、家で実践する。しかし、息子の状態が悪く、なかなか実践が難しかったこと。私が母の介護もあり疲れきっていたこと。すでに5年生の後半だったために、どうにか5年生のうちに復学を目指したく、トータルサポート的な復学支援機関を探す。

エンカレッジの初回カウンセリングを受け、支援をお願いする。

 

小学5年生1月

エンカレッジの支援開始。訪問カウンセラーの訪問。

家でフリーにさせていたので、かなりの我儘で自己中心的。その修正には時間がかかる。5年生の復学は厳しいと言われる。

 

小学5年生3月

息子の反発がひどく、もう家庭では「家族療法」は限界だと言われる。最低限のところで登校刺激で学校に向かわせ、学校の中でコミュニケーション能力を高めながら、家族療法を進めていくというやり方をとることになる。

 

「登校刺激」をしていただく。

息子が「学校に行きたい」と言い、気持ちの全てが学校に向かう。

訪問の先生と学校へ行く準備を始める。自分で時間を決めて勉強を始める。

こんなに前向きな息子の姿を見たのは初めて。息子は180度の変化を見せる。

 

小学6年生4月

再登校!

 

嫌いだった友達や先生を好きになる。

それまで「ダメ」だったものが、だんだん「平気」になっていった。

昼夜逆転を経験しているので、ストレス解消に夜更かしや徹夜をしたこともあったが、

学校生活が安定していくとともに、生活ペースもつかめるようになっていった。

 

中学1年6月

復学して1年経過。

 

新しい友達もでき、中一ギャップを感じさせません。

部活中心の生活で、夜更かし、徹夜は無縁の生活になりました。

 

たまに疲れ休みで1日休むことがありますが、体調管理面の本人の努力と、今後の肉体的、精神的な成長にも期待し、改善していければと思います。